Venice -> Paris
2015.09.26
美しすぎる町,ヴェネツィアを今日も散策します.
例によって朝はメストレから橋を渡って島へ向かう所からスタートです.
朝のヴェネツィア
また運河を行き,サンマルコ広場へ.
写真だけ見てると,町が水没しているようにも見えますが,そんなことありません.
どの建物も運河に面して正面(ファサード)を向いているので多分そう見えるだけです.だって運河が道路の代わりなんだものね!
海の男
いやかっこいいですね!
僕多分フェリー好きなんですね.ホンコンとかイスタンブールとかだから好きなのかも.
きっと船乗りの血を引いてるに違いない! そうに違いない!
(船酔いする人間ですが..)
さて,ここでも塔に登ります.高い所が好きなんですね..
う! うわー!!
海の上を滑る船の数々,無数に揃った赤い屋根...
一体ここは何なんだ・・・
結局30分以上ずっと景色を見てしまいました.
***
再び町中を散策.
ちなみに,この手漕ぎボート(ゴンドラ).1台1時間弱の乗船で100ユーロ(14000円)くらいかかります.高い!高すぎる!! 誰がそんなもん乗るんだよ!!
・・・と思ってたら,半分位が中国人観光客の皆様でした.
どんだけ金持ちなんだよ!!
まあ欧州まで来てる,て時点でだいぶ上層だろうしなぁ..その中でもヴェネツィアまで来てるてことは相当の富裕層なんでしょうね.
裏山!!
運河の側に入り口があるレストランも.さすがヴェネツィア!
***
さてヴェネツィアにも「離島」があります.そのものが既に島なのにね!
この離島達にも水上バスで行くことが出来ます.
始めに行ったのはムラノ.
そこから少し離れたブラノへ.
カラフルな町並み! が売りの島だそうなのですが,正直頑張って作った感も否めない,でもどこか憎めない,まあそんな可愛らしい島でした.
帰りの船まで時間が少しあったので「エスプレッソ」を飲んでみることに.
コーヒー飲むとお腹痛くなる人間ですが,まあせっかくイタリアまで来たしね.
ぉー! 口に入れた瞬間香りが・・・!?
いやコーヒーの味なんて分かりませんでしたw
てか濃い..凄い小さなカップでしたが,ものすごい後味でした・・・
帰りはすげーでかい船で本島に戻ります.
こんな大きな船も縄で器用に乗り場につけます.
戻ってきた.
ラストピザ!
***
夕方19:20分発の夜行列車で,これからフランスのパリを目指します.
ヴェネツィア→パリ間はthelloというブランドが夜行列車を運行しています.
全区間乗る人はあまり多くなく,途中駅のミラノから大量に人が乗ってきました.
宿に荷物を預けていた都合上,メストレから乗れば(この列車メストレにも停まります)良かったのですが,せっかくなので全区間乗ってやろうと,わざわざ本島の起点駅,ヴェネツィア・サンタルチア駅まで来たのでした.
ちなみにここもローマテルミニ駅や函館駅同様のどん詰まり駅です.
いよいよ最後の中継地点.パリに向かいます.
もうすぐこの旅も終わりなんだな・・・
中国の寝台みたいな3段ベッドです.
綺麗なトイレ!
発車! 列車はまた橋を渡りヴェネツィアを離れていきます.
今回は天気もあまり良くなかったし,滞在期間も短かったので,少し心残りもあるのでした.
こんなに美しい場所だとは思わなかった・・・ また来るしかないですね..!
きょうのばんごはん
メストレのスーパーで買ったパンとハム.
普段はパンだけなので贅沢!贅沢ですよ!
しかも見てください! パンよりハムのがでかい!!
贅沢!贅沢ですよ!!
***
ミラノで大量に人が乗って以降,僕のコンパートメントも満員になりました.
みんな中華系か黒人で,大量に荷物を持っていたので,部屋の中が荷物だらけに・・・ 中国を思い出すなぁ..
ミラノを出てしばらくして僕も眠りにつきましたが,
夜中ふと気づくと,とある駅で止まっているようです.
何やら騒がしい・・・ と思っていたら警察によるフランス入国検査だったのでした.
おいおい検問あるのかよ シェンゲン協定て一体何だったんだよ!
まあギリシャ→イタリアの時も船に乗るときにありましたが,パスポートの入国日を見てそれで終了と言った形なのでした.
今回のはもう少ししっかり見ており,僕もベッドから起こされ,本人確認とパスポートの査証ページを隅々までチェックされました.
まあでもやましい所は何もないし,こっちはMAGIC PASSPORT JAPAN! 何もなく無事チェック通過.
同室の中国人はより厳しくチェックされているようでしたが,無事チェック通過.
問題は黒人達でした.
同室の黒人は3人いましたが,そのうち2人は何とパスポートを持っていませんでした.
彼らは何らかのレターや身分証のようなものを取り出しますが,警察官はダメの一点張り.
フランス語でのやりとりだったので,何言ってるかさっぱり分かりませんでしたが,しばらく警官と黒人の間で言い合いが続いた後,最終的に「荷物まとめて表出ろ」という事になったようで,2人の黒人達は列車の外に出て行きました.
その後も長いこと列車は止まっていましたが,ついに2人は部屋に戻ってくることなく,列車は発車したのでした.
まじか..! 夜中にこんな駅に降ろされて絶望しかないだろ..
そしてさらに驚いたのは,GPSと駅の表示を見るに,何とこの列車スイスのBrigという駅に停まっていたのでした!
てっきりイタリア/フランス国境を超えるものだと思っていたのですが,どうやらスイスを経由してフランスを目指す路線だったようです.
ここしか線路がないのか,入国審査の都合なのかよく分かりませんが,気づけばスイスを横断していましたw
しかし建前上ヨーロッパ内は自由に人が移動出来るはずなのに,やはり難しいんだな..
移民問題が大きな問題となっているフランスでは移民排斥の風潮が高まっているとは良く聞きます.アフリカのフランス語圏の国から,フランスをめざし移民難民が多数押し寄せている,と言う話も良く聞く所です.
ただ最近はフランスに直接入るのが難しいので,受け入れのユルいイタリアにまず入り,そこから陸路でフランスを目指す人が多数いる,というのが現状なのでした.去年シチリア島沖で難民船が沈んだりもして有名になってましたよね.
いやしかしそんな現場を間近で見てしまうとは・・・
あの黒人達は一体どうするんだろう.別のルートでリトライするのかな..
まあ・・・ 「Good Luck!」としか僕からは言いようがないですけどね!
この検問のおかげで,予定より30分以上遅れてしまいましたが,
列車はパリを目指し進んでいきます.
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