朝,昨日教えてもらった6番のバスでヴェネツィア本島に向かいます.
前回のエントリでも書いたように,ヴェネツィア本島にはまともな安宿がないため,メストレ側に滞在し,バスで本島まで行くことになります.
僕の場合は,宿の最寄りバス停からヴェネツィアまで6番のバスで直通15~20分で行けたので,大変便利でした.
安宿以外にも,費用対効果の良さそうなホテルがメストレ側にいくつかあったので,こだわりがなければこちらに泊まった方が良いかも知れませんね.
橋を渡りヴェネツィア本島に向かいます.
ローマ広場に到着.
そしてここからは車や鉄道の公共交通機関はありません.
バスもタクシーも全て船になります..!
な,なんだここはーー!!
ヴェネツィアはまともな道路は一切無く,車やバイクは全て通行禁止になっています.
代わりに島中に張り巡らされた無数の運河を船で移動することが出来,ボートを持っている住人も多くいるようでした.
観光客は水上バスに乗るか,小さな水上タクシーや手漕ぎのボートで移動することになります.
水上バスは小さな運河を行くことが出来ないため,島の周囲とグラン・カナル(島を横切るように流れる最大の運河)のみしか運行していませんが,それで十分移動できます.
てか小さな島なので歩いても回れます.
水上バスは1回乗るのに7.5ユーロ(約1000円)という非常にボッタクリ価格を設定していますが,乗り放題チケットなるものが存在し,1日20ユーロ,2日30ユーロ・・・,というように長い期間ほどお得感が出るようになっています.
僕は2日券を買いましたが,水上バスには15回くらい乗ったので,元は取れているように思います.
ちなみにこの乗り放題チケットでメストレに行くバスも乗れるので,大変お得です.多分.
・・・というわけで地球の歩き方みたいになってきたので,ここからは写真でも貼ろうと思いますw
混雑する水上バス乗り場
水上バスでグラン・カナルを進む
運河の様子
車がないため,当然物資も船で運びます.
DHLも船で運んでます.
救急車だってもちろん船です.
***
終点のサンマルコ広場に到着.ヴェネツィア観光の中心となる場所です.
ドゥカーレ宮殿
入場料18ユーロとかボッタクってくるので中には入りませんでした.
このためにヴェネツィア来た訳じゃないしね.
サンマルコ広場
サンマルコ寺院.
なんと周囲が水没しており,設置された橋を渡って中に入ります.
内部の様子
(画像はイメージです)
観光客でごった返すリアルト橋
昼ご飯
サン・ステファノ教会
サンティシマ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会
サンタ・マリア・デイ・ミラコリ教会
・・・というわけで,見所的な場所は回ったので島内散策.
iPhoneのオフラインマップとGPSを頼りに周りますが,何度となく道に迷っています.
巨大な迷路のようになっており,雰囲気は違えどホンコンみたい.
時間がある人は是非地図なしで徘徊してみてください.
***
夕方.また水上バスで運河を行きます.
昔から中二病患者の僕は,道が全て運河で,車が全くいない,船だけの町があったら素敵だなぁ~なんて実は妄想していたんです.
・・・夢が叶った! 夢が叶ったんだ!!
ヴェネツィアは僕が妄想していたとおりの,いやそれよりもさらに美しい場所でした.
正直ヴェネツィアの事前情報は余りなく,他の旅人達が「ヴェネツィア綺麗!」と言っていたので来た,と言うレベルでした.
しかしここは・・・
本当に来て良かった・・・ むしろここで旅が終わっても良い・・・
ローマ,フィレンツェと美しい物を見過ぎて感覚が麻痺して来ていましたが,ヴェネツィアは軽くそれを超えていったのでした.
夕日が沈んでいきます.
行かないで・・・! まだ行かないで・・・!
逝ってしまった・・・
これまた絵画のような美しさ・・・
何てとんでもない場所に来てしまったのだ・・・
夜を迎えます
夜景
夜の運河
もっと明るいものを想像していましたが,意外なほど夜は暗く静かなのでした.
・・・まあ観光客が多くてうるさいけどね.
美しい..ヴェネツィアは美しい..
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