マシュハドの唯一にして最大のスポットといえば聖地エマームレザー廟なのですが,今日は朝起きると同室のスペイン人がカン村という場所に行くと言っているので,それに付いて行くことに.聖地は明日行くことにしました.
オランダ人と中国人も参加し4人で向かいます.
宿の主人Valiさんが行き方を教えてくれ,それに従って行くことになりました.
まずは宿を出て近くの地下鉄駅へ.
マシュハドは地下鉄のある極めて文明的な都市なのです.
地下鉄に乗車
しばらく進むと周囲は荒涼とした砂漠地帯に
終点のVakil Abad駅に到着.
ここからは地下鉄で会ったイラン人学生が案内してくれました.僕らがカン村に行くためにノーコンダ(Noqondar)に向かうというと,ノーコンダ行きのバスが来るまで一緒に待ってくれました.
バス停で出会った別の女性は,ノーコンダまで行ってしまうとタクシーが捕まらないから途中で降りるよう強く忠告してくれましたが,僕らはValiの行き方に忠実に終点のノーコンダまで行くことにしたのでした.
これから何度も体験することになりますが,イラン人の皆さんは旅人を迎え入れサービスするのが使命と思っているのか,情報や案内,食事や寝床など様々な形で,時には押しつけがましいほどに,僕らをサポートしてくれます.
旅行者にとってこれほど快適な場所はありません.
お店やレストランに行っても,彼らがたとえ英語が話せなくとも,いやな顔1つせず全力で対応してくれます.時にはサービスしてくれたりもします.
・・・どこぞのチャイナも見習って欲しいですね!
ちなみにノーコンダ行きのバスを待ってくれた彼は大学で物理を勉強しているようで,数式で埋め尽くされたノートを持っていました.
しかし数式を覆うようにたくさん上手な画が描いてあり,そのほとんどが機関銃や戦闘機の写真でした.彼は武器のデザイナになりたいと言ってました.
ちなみに僕が日本人だというと,コナミ!カプコン!ナムコ!と喜んでました.
イランにもヲタクはいるんですねー!
***
バスの終点,ノーコンダまでやってきました.本当に何もない村.女性の言う通り,確かにここでタクシーを捕まえようとしても無理だな..
こんな何もない所でも綺麗で立派なモスクはある.さすがイラン.
Valiはヒッチハイクですぐ行けるよ,と言っていたのですが,本当にすぐに車が見つかり,無事カン村の近くまで到着することが出来ました.
カン村は丘の斜面に古い家並みがそのまま残る,良い風景の村です.数百の家族が今も普通に生活をしています.
岩を積み上げただけの家が多く残っています.まあイランそういう所多いですが・・・
村を一望できる丘があると言うことでそこに向かっていると,車に乗ったおじいちゃんが頂上まで乗せて行ってくれました.
良い眺め!
さっき車で連れてきてくれたおじいちゃんが,一緒にお茶しようと誘ってきます.
伝統?家屋にお邪魔し,お茶をごちそうになりました.
ブドウも頂きました.
***
さて,帰りもヒッチハイクで帰るわけですが,これまたすぐに見つかり乗せていってもらいました.マシュハド在住の夫婦でした.
帰りがけに彼の友人のレストランだという食堂に寄ってレバーをおごってくれました.これまた美味い.
地下鉄終点のVakil Abad駅の近くのレストランです.綺麗で美味しいレバーハウスに是非お立ち寄りください!
ノーコンダまで,もしくは地下鉄の駅までで大丈夫,と言う僕らのリクエストを無視し,夫婦は宿のすぐ近くまで送り届けてくれたのでした.
本当にありがとう・・・!
今日は様々な人に助けられ素晴らしい一日を送ることが出来ました.僕らは毎回それに対してチップを支払おうとしましたが,一度たりとも受け取ってもらえませんでした.
イラン人のホスピタリティを見せつけられた一日でした.
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きょうのばんごはん・・・は昨日と同じような感じだったので,その前に食べたアイスの写真を貼っておきます.
上に乗っているケーキみたいな三色がアイスです.下に埋まっているヌードルはイランでよく見かけるアイス的なデザート.
美味い.
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