اسلام آباد -> مشهد
Mashhad <- Islamabad
2015.08.22
以前のエントリでも書いたようにイスラマバードからイランへは飛行機で向かう事にしたのでした.当初の予定ではパキスタンのクエッタからイランのザヘダーンを経由し,ケルマーンかシーラーズ辺りまで行こうと考えていましたが,今回空路で移動するにあたりイスラマバードになるだけ近い大都市からイラン周遊を始めようと考え,このマシュハドを選択したのでした.
値段を考えても,イランの小都市にフライトで向かおうとすると12万JPY以上のチケットしか無く,テヘランとマシュハドだけ少し安めのチケットがあったのでした.
・・・それでも7万JPYくらいしましたけどね! 高い! 高すぎる!!
え? 命に値段は付けられないって!? 冗談じゃない! こんな調子じゃ資金が枯渇してヨーロッパ辺りで餓死してしまうよ!
まあクエッタからは車や護衛をどうせチャータすることになったと思うので,2~3万JPYは覚悟してましたが・・・ 7って 涙
イランでは2週間近く滞在予定ですが,5~7万JPYで済ませる予定です.実際イラン物価的に結構妥当な金額と思ってます.
イランでの生活費と同額って・・・ とにもかくにも手痛い出費だ・・・ こんなんじゃパキ人は乗れないよね.
(乗ってみて分かりましたが,実際の乗客は多くがクェートの石油王みたいな人たちでした・・・!)
***
早朝.気づいたらターミナルの小椅子で爆睡しており,チェックインが始まっていました.
今回はクェート航空で向かいます.初めて乗るよ!
ちなみにダイレクトではなくクェート経由です.イスラマバードとマシュハドって直線距離的にはかなり近いですが,クェートを経由するとなると相当遠回り.まあでも他の便は高いしどうせドーハやイスタンブールを経由するルートばかりだったので,それよりかはマシだったとは思います.
どんだけショボいんだよイスラマバード国際空港!
7万円の超高額チケット
クェート航空なんて乗るの,もしかすると最初で最後かもな..
とってもショボい空港なので出発便もそんなにありません.
搭乗ゲートもひとつです!
待合室の様子
当然のようにバスで飛行機まで移動.
タラップから乗り込みます.
ちなみに搭乗時に再度荷物検査と身体検査がありました.パキスタンの情勢を良く表していますね・・・
機内の様子
機内の設備や,乗務員のサービスですが,ぶっちゃけANAと同レベルに見えました.色々な所すげー綺麗だし,モニタで映画や音楽も見放題です.それなりに美味しい機内食や,スチュワーデスの皆さんの丁寧な接客もとても好印象でした.
やっぱり見るからにワガママそうなクェートの石油王達に鍛えられた航空会社は違うね.
ちなみに乗客は大半がパキ人富裕層か,クェートの石油王みたいな格好した人ばかりで,本当の意味での外人は僕1人だけでした.
さようならパキスタン! 今度はもう少し時間を取って来たいね.
とんだ
モニタにはUSB端子が付いており,携帯が充電できます.
日本の航空会社でもこれ付いてるんだっけ? 極めて便利.
離陸したとたん爆睡してしまいました.
どうやら機内食の時間を逃したようで起きたらみんな食事を片付けている最中でした.
遅かったかなぁーと思いましたが,乗務員のお姉さんに頼むとわざわざ持って来てくれました.ありがたい..!
朝ご飯はオムレツとソーセージとパン.
***
無事着陸し,クェート空港に到着.
クェートの面積の大半は空港で占められているのでは!? と思ってしまうほど超巨大な空港.
超高速無料Wifiもあります! 素晴らしい!
小腹が空いていたので5KD(多分クェートドル)というハンバーガを食べてみた.
当然クェートドルなんて全く持ってないので,VISAで決済します.
・・・程なくしてカード会社からいつも通り利用金額のメールが.「ドル」何て言うくらいだから高くても1KD=150JPYくらいだろう・・・ と高をくくっていましたが,金額を見て仰天!
なんと2055円も請求されている!! ボッタクリだ!!!
調べてみて分かりましたが1KDは400円以上するんですね.高杉ワロタ
これだから嫌いなんだよ飛行機は><
しょんぼりしながら再度マシュハドへ向かう便に乗り換え.
ちなみに飛行機乗り継ぎって大抵乗り継ぎ窓口でチェックインして荷物検査からやり直して搭乗口に向かうとか,最悪一度空港を降りて預けた荷物を受け取って再度チェックインカウンタから全部やり直しみたいな場所もありました.とにかく短時間であちこち歩いたり疲れる必要がある.
・・・しかし! クェート空港はそんなアホなこと一切しません!
まず飛行機を降りると,出発ゲートが並ぶ建物に降ろされます.そのままクェートに入国する場合は出口へ.乗り継ぎする場合は次の飛行機の出発ゲートへ.
・・・と本当に「乗り換え」るだけで終わりなんです.
素晴らしい!! 素晴らしすぎる!!
品川駅で山手線から横須賀線に乗り換えるぜー♪ みたいなノリで飛行機の乗り継ぎが出来ます.
世界中の空港業務関係者の皆さん. クェート空港を見習え!!!
(あ,ハンバーガの値段はまねしないでくださいね)
***
石油王達を乗せたマシュハド便は定刻通り離陸.
ありがとうクェート! ハンバーガの値段が下がったらまた来るね.
例によって寝ていたらまた機内食を逃してしまった・・・
でも乗務員に頼むと着陸寸前にもかかわらず持って来てくれました!
ありがとうクェート航空のみなさん!
いよいよイラン上陸!
マシュハドの町が見えてきました.
ちなみに「ましゅはど」なんて言っても誰も理解してくれません.発音はどちらかというと「マシャド」に近く先頭のマにアクセントが来ます.
ついた
イラン入国期限は明日と言うギリギリ入国でしたが,無事何の問題もなく入国できました.わーい!
マシュハド国際空港.イスラマバードの比じゃないくらいしょぼい.
手持ちのパキスタンルピーを極悪なレートで両替.足下見てるな・・・
市街へ向かう地下鉄はまだ建設中で,乗り合いバスもないようなので,タクシーで市街地へ向かいます.
物価もよく分からなかったので,言い値の20万リアルで行きました.
イラン物価に慣れた今考えれば高い気もする・・・ けど距離的に少なくとも15万リアルはする距離だったかな.
ちなみにイランの通貨は初めて来ると絶対混乱します.
まずリアルとトマンという2つの通貨単位を併用しています.
ただし10リアル=1トマンの固定です.街中で「5000」のような表記があればそれは大抵5000トマンのことで,つまり5万リアルのことです.
お札はリアル札しかありません.なので5000トマンと言われたら5万リアル札を払う必要があります.
さらに,街中で値段を言う際には千トマンを省略して言います.つまり「5」と言われたらそれは大抵5000トマンであり,「15」と言われたら15000トマン=15万リアルのことになります.
・・・とこう書くと意味不明ですが,2~3日もいれば完全に慣れます.コツは「サザントマン」(千トマン)=「万リアル」という単位の通貨でやり取りされている,と考えることです.
実際百トマン単位で請求されることはまれで,あっても500トマン(5000リアル)のみです.これを0.5サザントマンと考えてしまえば何の問題もありません!
なお,まれにリアル表記の店などもあります.そうした場合は必ず単位が書いてありますので,リアル(ریال)とトマン(تومان)のペルシャ文字を覚えておきましょう.
是非イランにお越しの際は頑張ってください.
***
マシュハドでは数少ない安宿「Vali's Homestay」にチェックイン.
まず場所が良く分からず,エマームホメイニ駅から迷いましたが,近くの人に聞くと親切にドアまで送ってくれました.
この宿はホステル,というよりはただの家で,Valiさんというおじさんと彼の妻,そして子供達が住んでる家です.
家の1階に部屋があり,朝ご飯や夕飯は(頼めば)一緒に食べるというようなスタイルです.まさにプチHomestayみたい.
一泊10USD,夕飯5USDと若干高い気もしますが,イラン的にはかなり安宿な部類です.
この宿についてやValiさんについてはまた機会があれば書こうと思います.
マシュハドの夕方
みんなで食べた夕飯.今日はスペイン人オランダ人中国人サイパン人と国際色豊かな夕飯になりました.
普通に家族が食べる物を多めに作ってもらい僕らも食べる,と言うスタイルなので,イランの家庭料理を食べられます.
イランを既に周遊してきてマシュハドにたどり着いた人に言わせれば,イランで食えるのはケバブとハンバーガだけなので,これは相当貴重なんだとか.
イランのノンアルコールビール.まずい,てかビールじゃない.
食後のメロン! これはスーパーうまかった.
0 件のコメント:
コメントを投稿