Shenzhen -> Hongkong
2015.07.13
朝9時.カプセルホテルをチェックアウト.
「銀通之旅賓館」お世話になりました.深圳北(シェンツェンペイ)でホテルに困ったらここをおすすめします!
まあ深圳北自体が不便だから,わざわざここにとまる理由はないけどね.完全に新幹線で来た人向け.
大混雑の地下鉄でまず目指したのは羅湖駅.ここは国鉄深圳駅と併設された駅で,さらにホンコンへ渡るイミグレーションがすぐ横にあるという立地の場所です.
昼間シェンツェンを回る上で荷物が邪魔だったので預けてしまい,夕方それを受け取ってホンコンに渡るという計画です.
何しろ今日が中国滞在可能期限15日の最終日.境界越え失敗は許されません.
羅湖駅に到着.ここからC出口を出て2分くらい歩いた箇所にあった預かり所に荷物を預けました.
1日なんと20元.高くない!? 探せばもっと安いところありそうだったけど,便利な場所にあったし探すのが面倒だったのでOKしました.
さて荷物を預けシェンツェンの市街地へ.
半日の滞在で行くべき所は1カ所しかありません.「華強北(ファーチャンペイ)」でしょう!
中国最大の,というか世界最大の電気街という場所です.聞く話によれば秋葉原の30倍くらいの規模なんだとか.
楽しみですね!
地下鉄に乗り華強路駅で下車.この駅から北に延びる華強北路という道沿いを中心に発展しているエリアが所謂ファーチャンペイです.
駅を降りるといきなり電子市場,の文字が.
華強北路は絶賛工事中.
電子なんちゃら的な名前のビルが林立している.
とりあえず何して良いかよく分からないので,手近なビルから入ってみることにしました.
おー! デジタル製品売り場や電子パーツ屋がいっぱいある-!
それこそトランジスタやコンデンサのような基本部品からマイコンやフラッシュメモリ,センサのような各種部品など様々なパーツの店があり,電子機器に必要な部品で足りない物はここには無いでしょう.
もちろん部品だけでなく組立済の電子機器も大量にあります.カメラや携帯電話,タブレットなどは何処でも手に入ります.
他にもGoProのようなアクションカメラや車載カメラ,ヘッドホンやアンプなどの音響機器,見たこと無いような小型のドローンなどバラエティは大変豊か.最近の流行りは自撮り棒のようで,色んな棒が売ってました.10ポート以上あるUSBチャージャなど,怪しげな製品も当然たくさん売ってました.
携帯電話売り場.ここでもリンゴ・三星・小米の三社構成.iPhoneやGalaxyが4000元(8万JPY)前後という日本とさほど変わらない値段で売られている中,小米は1000元前後の製品が多いのが印象的でした.安定した品質でこれだけの価格差が出せるならそりゃ人気も出るわな..
もちろんファーチャンペイには怪しげな500元くらいの携帯電話もたくさんありますよ!本当に動くかは知りませんが..
日本で良く語られる話として「中国の秋葉原だ!」「ニセモノ家電製品天国!」のような物が多いので,それこそ秋葉原の中古PCショップやあきばおー的な店が大量にあるのかと思っていたので,そういう意味では全くの期待はずれでした.
秋葉原を知っている僕からすればファーチャンペイは「電気街」としての活気は全くありません.店はたくさんありますが,店主の大半はラーメン食いながら携帯で映画見たりしてのんびりしているし,物を売るってレベルの店はほぼ皆無です.価格が表示されている店もなく,ある程度この手の物の値段が分る人でないとマトモに買い物も出来ません.
ニセモノ製品もたくさんありますが,その製品がどうすごいのか,どう安いのか,といった日本的な親切な説明は一切無く,分る人が買ってね.て感じ.
うーん.なんてつまらない街なんだ..
そんなことを考えながらブラブラと歩いていると,台車に大量の段ボールを積んで細い道を行く一団とすれ違いました.
むー邪魔だなぁ これだからチャイナは・・・ なんて思ってると,数分後今度はその一団が空になった台車を引いてせかせかと歩いていくのでした.
んー この人達は何しているんだろうか..
よくよく見てみると,この手の人たちはたくさんいて,店から段ボールを運び出し駐車場の車へ運搬しているようでした.街には大小様々な駐車場があり,車や小型トラックが良く通ります.
どうやら彼らは電子部品を運ぶ運送屋のようです.
・・・そう考えて意識して街を見渡してみると,ファーチャンペイの景色が一変します.
大げさではなく,数十秒おきに必ず段ボールを運んでいる人とすれ違います.
よくよく見てみると,電子部品や製品を売っている店にはたいてい段ボールが積んであります.
段ボール屋みたいのもある
どうやらここは巨大なデジタル製品倉庫で,小売りもやってるよ,という場所だったようです.
店の人も店主と言うよりは,倉庫番みたいなノリなんでしょうか.10~20代の若いバイトみたいな人が店に立ってることも多いし,お母さんが店の番をしていて子供がその辺で遊んでる,なんてことも多々あります.かと思えばおじいさんが爆睡してたりもする.
そんな光景がものすごい規模でここには存在しています.
知り合いの方から聞いた話では「秋葉原の30倍の規模」とのことでしたが,その表現は必ずしも正しいとは言えない気がします.むしろ「秋葉原ラジオデパートの3000倍の規模」という表現がピッタリです.
5階建て位の巨大な建物に,ラジオデパートの数十倍の規模で電子部品屋が林立している,というのがファーチャンペイの基本的なスタイルですが,そうしたビルがざっと数えただけでも20くらいはありました.小さい物も含めればもっと大量にあるでしょう.
そうしたビルからひっきりなしに段ボールが出入りします.
ここから中国全土,あるいはホンコンやそして世界中に部品が輸送されていくのでしょう.
うわぁ・・・ いったいなんて恐ろしい場所なんだ・・・
何よりこれだけ巨大な街を支えるだけの需要があるのがすごすぎる...
こんな化け物と日本の電子産業は戦っているのか・・・
いや無理だろ\(^o^)/
あんな現状で太刀打ちできるはず無い.
***
ファーチャンペイを後にし,預けた荷物を受け取りに深圳駅に向かいます.
いよいよ憧れ?の地,ホンコン(香港/XiangGang/HongKong)に上陸です.
深圳駅.
巨大都市となったシェンツェンの街
向こうの山はホンコンです.
「香港↑」の看板.うぉー..いよいよか...
羅湖口岸
イミグレーションの建物は古くさくて汚く,中には両替屋がお土産屋が乱立しています.それらの間を抜けて行くと,突如出国審査所が.
軽快に進み,出国審査.何事もなくパス.よかったーw
ホンコン入境も特に問題無く通過.
晴れて中国本土を脱出し,ホンコンに到着しました.
ああ・・・ 自由だ・・・ 俺は自由の身になったんだ・・・
空気がおいしい.
羅湖からホンコン市街へ結ぶ鉄道に乗車.45HKDくらい取られた.物価が高い・・・
しかし荷物検査も身分証チェックもなしで鉄道に乗れる!!
感動した!! これが自由か!!
大移動で疲れていたので,ATMでお金を下ろし,宿に直行.
うおー!! ビルがデカイ! バスもデカイ!!
ホンコンに来たんだなぁー!!!
今回の宿はネイザンロードの真ん中という超立地に位置する安宿.
雑居ビルの11階にあった.
洗濯無料! Wifiももちろん無料! すばらしい!!
Wifiは高速で,何とGoogleにVPNなしでつながった.
すげー..自由ってすげー..
きょうのばんごはん
ネイザンロードから少し裏手に入った路地にある店で食事.
50ドル以上しました.物価感がまだ分かっていませんが,単純に日本円換算しても1000円くらいします.
高い・・・高すぎる・・・
お味の方ですが,お値段を考えなければだいぶおいしい.
まあ単なる焼き飯と言えばそれまでだけど.
鉄板に焦げ付いたおこげがたまらない
夜,シェンツェンで買ったサンディスクのSDカードを開封してみました.
お値段49元,約980円です.リーズナブル!
あれ? サンディスクってこんなんだっけか? 笑
まあ深いことは気にしないことにしよう!
とりあえず今のところ正常に使用できています.
いつまで持つんだろうかw
ちなみにファーチャンペイではこれと全く同じパッケージのSanDisk製SDカードがたくさん売られています.
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