2015年7月1日水曜日

大都会昆明から夜行列車の旅

普洱 -> 昆明
Puer -> Kunming

2015.07.01


今日はプーアルを旅立ち,バスでクンミンに向かいます.クンミンからはリージャン(麗江)行きの夜行列車に乗り込みます.昨日不安が残った列車のチケット予約ですが,無事発券できました.


朝のプーアルバスターミナル



大きな観光バスに乗り込みます.
それでもほぼ満員!



変な機内食配られたw



茶畑を眺めながら高速道路を快走


途中墨江バスターミナルで休憩.
バスターミナル何だかアパート何だかわからんw


道路は日本の高速道路とほぼ同じ程度の舗装状況で,極めてスムースにストレス無くクンミンにたどり着きました. ・・・隣りのオッサンの貧乏揺すり以外はw
てか起きてる間ずーーっと揺すってました 笑
そんなことしてるからあなたビンボーなんですよ!!

8時に定刻出発して14時過ぎ到着なので,約6時間の旅でした.半分以上は寝てた.


例によって空港みたいな巨大バスターミナル


昆明南バスターミナル発の時刻表(2015.7.1)




この昆明南ターミナルはクンミン市外から相当離れており,普通であればハァー...とため息を漏らしているシチュエーションなのですが・・・

見てください! すぐ隣に地下鉄駅があるのです!!
地下鉄1本で昆明火車駅や繁華街に出ることが出来ます!スーパー便利!


きれいな地下鉄!シンガポールみたい.



さて昨日予約した切符をまずは発券するために地下鉄の「昆明火車駅」で降りると・・・



大きな鉄道駅に出ます.
・・・ところがこれは駅の裏側で,あろうことかこちら側から駅の中には入れないのです!!
地下鉄の駅を出るとバイタクの客引きがわらわら寄ってきます.

つまりそういうことです.駅の表側に出るまでに地下通路を経由し10分以上歩く必要があるのです.
みんなスーツケース引いて観念したかのように歩いてる・・・
ちなみに表側に地下鉄駅の出口はありません.
もうイジメか! としか言いようがないw さすがチャイナだなぁ.こういう所がチャイナなんだよ!!


というわけで・・・

「クンミンで火車(国鉄)昆明駅に地下鉄で行く場合は,火車駅駅ではなく,1つ北の環城南通で降りること」

という教訓を得ました.
環城南通で降りても10分くらい歩きますが,すんなり表側に辿り着ける上,段差などが無く歩きやすい歩道で,かつ巨大な駅が見えるので迷いません.


これがその巨大なクンミン駅(表)
全員中に入るのに(適当な)荷物検査がある.何度も思うけど意味あるんだろうか・・・



巨大なのはいいけどビルの上の,あのマリーナベイサンズみたいなお盆,いる!? いらなくね!?

さてここからは切符の発券です.中国ではおなじみの長蛇の列.


これまでは割り込みが当たり前の切符発券所ですが,割り込みできないような画期的な機材が導入され,理不尽な割り込みが「少なくなり」ました.無くなってないんかいw


リージャン行きの残席をモニタで確認すると・・・なんと全部0になっており売り切れていました! 予約しておいてよかった・・・


というわけで以下の手順で切符予約→発券が出来ました.

<中国鉄道 切符を事前予約で買う方法>

1. http://english.ctrip.com/trains/ にアクセス.中国国内からも当然アクセス可能です.


2. 行き先と日時を入力し,検索する.希望の列車を選択.ユーザアカウント登録を求められても,Skipを押して先に進み買うことが出来ました.

3. 座席の種類選択.残席のある物しか選べない.

4. 各種情報入力.パスポートと名前の情報は特に正確に入力する.これが違うと発券できない.メールアドレスも間違えると大事な切符Noが送られてこないので慎重に.

5. クレジットカードで決済する.20元の手数料と,3%のカード利用手数料が切符代の他にかかります.VISAやMasterCard等が使用可能.

6. これで完了.指定メールアドレスに確認メールがすぐに来る.

7. 実際に切符予約が完了すると,「PickUp No」とよばれるEから始まる番号がメールで送られてくる.

8. PickUp Noとパスポートを持って火車駅に行き,窓口に並び,窓口でPickUp Noとパスポートを渡し発券してもらう.



簡単ですね.
火車駅以外の切符発券所でも買えるようですが,手数料5元かかるそうです.また,出発駅でない駅で発券しても5元かかるそうです.

ちなみに,15時過ぎ頃駅に到着し,窓口に並んで発券できたのは16時頃なので,1時間は見ておいた方が良いかと思います.
また,クンミン駅には荷物を5元で預けられる場所があり,大カバンをそこで預けて街を歩いてみることにしました.人力のコインロッカーみたいなもので,預けると鍵みたいな票を渡され,受取の時にそれを渡すと奥から預けた荷物を持ってきてくれます.



クンミンの町並み














クンミンは大都会でしたが,どうしても何というか田舎くさい感じがしてしまいます.まあ同じ中国でも上海とか見てしまってるからかなぁ・・・

それでも中国の隅っこの雲南省でこれだけの街があるんだからなぁ・・・ こういう都市が中国国内にいくつもあるって恐ろしい..


きょうのばんごはん




さて列車にいよいよ乗り込みます.




あっ! 贅沢してる! いけないんだぁー!


巨大な待合室
(このサイズの待合室が計5つあります.)


プラットフォーム


乗る列車



寝台.せまっ!w



1つのコンパートメントに6人寝れます.3段ずつ.

同じコンパートメントの中国人が話しかけてきました.例によって中国語で話しかけてくるので意味不明でしたが,幸いカタコト英語が話せたので筆談と英語で少し会話できました.

彼は学生で夏休みを使い杭州からはるばる旅行に来たそうです.日本人だ,と言ったらいいなーと羨ましがっていました.
そのうち彼の父親(小倉智昭に激似)も別のコンパートメントから出現し,北海道に行った話などを英語と漢字で聞きました.

いきなり「中国についてどう思う?」と不意打ちのように聞かれたので,大きくて歴史があってスゴイ!とか適当な返ししかできませんでした.特にそれ以上突っ込まれなかったので助かったw
だって「民度の低い国ですね!」なんてとても言えないし 汗
実際,目の前にいる2人は礼儀正しく優しくて僕らが思い描くようなステレオタイプな中国人とは真逆の人たちでしたしね.
でも自由に長距離旅行も出来て,カタコトだけど英語も話せる,て国内では上の方の層なんだろうな・・・

彼は来年度(今年九月)から高校生になるそうです.高校に入って勉強しなきゃいけないからその前にrelaxするために大理に行くんだ,と言ってました.大理の後は重慶の従兄弟をたずねるんだとか.
数年後は彼も壮絶な受験戦争に巻き込まれる事になるんでしょうか・・・
マジメそうな人だったので良い結果が出ることを祈っています.
こういうマトモな人がマトモに暮らせる国になると良いですね・・・


おやすみなさい.



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