2015年7月3日金曜日

標高4680mまで登山 玉龍雪山

2015.07.03


リージャン市内からもその姿をよく見ることが出来る,霊峰 玉龍雪山.
これもリージャンの有名スポットのうちのひとつで,なんと標高4680mまでバスとロープウェーで楽に登ることが出来るらしい.

富士山頂が自分史上最高点でしたが,それを優に越える標高に,しかも乗り物に乗るだけで行けるらしい.
さすがチャイナ! やることがいちいち規格外ですね.
天気は余りよいとは言えませんでしたが,山の天気なんて行ってみないと分らないので行ってみました.


普通はツアーで行くところのようですが,例によって自力で行ってみました.(といってもバス乗るだけですが)せっかくなので行き方を書いておきます.


◆ 玉龍雪山への行き方

朝.みんな大好き毛沢東像の広場に行きます.

↓ここです


広場の道路はさんで向かい側に大きな駐車場?があります.道路を渡りそこに向かいましょう.
↓のような看板で「7路」のバスが停まっている場所があります.中国語ですが玉龍雪山行く人はバスに乗るよう呼びかけてる人もいます.


右に留まっている水色のワゴンが「7路のバス」になります.


このバスに乗り込んでください.

行き方は以上です.どうぞよろしくお願いします.


・・・かんたんですね 笑

問題は,このバスが何時に来て何時に発車するか,というのは全く分らないと言う点です.バスは多分朝それなりの数とまっているとは思うのですが,発車時刻は分りません.
というのも,バスは5~7人乗りで,5人以上集まったら発車,と言うシステムのためです.まあ,あるあるですね.もう運しかないです.

僕の場合は,7:30前頃バス乗り場に到着し,次発車のバスの1人目でした.あと4人待つのかー・・・ と思ってたら,意外とすぐ集まり,7:45頃出発しました.
値段は1人20元です.


途中,自然公園に入るのに入場料を徴収するゲートがあり,1人あたり130元取られました.事前に調べて分ってはいたけど高けーよ!
俺の毛沢東さんが・・・てか全種類の札の顔,彼ですけどw

ちなみに麗江古城維持費用80元を払っている証明書を提示する必要があります.これがない場合ここで払うことになります.


・・・というわけで到着!

ロープウェー乗り場のすぐ前につきます.



うーん...雲がかかってるなぁ


ロープウェー運賃は・・・200元!!どや!!
高けぇーー!!!
これも分ってはいたけどやっぱ高い・・・


ものすごい混むと聞いてましたが,そうでもありませんでした.


首尾良くロープウェーに乗車!


・・・と思っていたら↑はロープウェー乗り場ではなく,ロープウェー乗り場へ運搬するバスの乗り場でした.


このバスで少し山を登りロープウェー乗り場に到達.もうここは人の流れについて行くだけで何も難しいことはありません.

すでにこの時点で3356m!すげー


ロープウェー乗り場.完全にスキー場だね
1951て数字が表示されてたけど,人数かな.人通るたびにカウントアップしてました.1日4000人と聞いていたので,この時点(9時過ぎ)で半分くらいって事かな.



ロープウェー
完全に観光地だね



「挑戦極限 超越自我」
ブラック企業かい!w



ロープウェー上部から,万年氷河が見えるところまで遊歩道が整備されていて歩いて行けます.


高度が高くすぐ息切れしてしまうので,ゆっくり登りました.



森林限界ですが,高山植物が咲いている


4680mに程なく到着!
この時点で10時.スムースにきたなぁ


確かに氷河が広がっています.
チャイナのことだから白くペンキで塗ってるんじゃね!? とか疑ってしまいますが,まあこの寒さならあってもおかしくないかも.
中国人の皆さんは超重装備出来てましたが,夏だしそこまで極寒ではありませんでした.ただTシャツ短パンで行くところじゃ絶対にありません.




あまり写してませんが,高山病で階段で座り込んでいる人多数.みんな小さな酸素ボンベ持って一生懸命吸引しています.
でも残念ながらそれ意味ないそうです.一番重要なのは高山病にならないことで,そのためには水を飲みながら意識的に深呼吸すること.

僕も初めて富士山に登るとき酸素持って行ったりしましたが,登り始めるとき麓の土産屋のオッチャンが教えてくれた言葉がすごく印象に残っています.

「空気を吸うんじゃないんだ.吐くんだよ!これ以上腹の中に空気無くなるまで吐くんだよ! そうすれば一杯空気吸えるんだ!」

今回もこれを実践し,特に何の症状も現れず4680mまで簡単に到達できました.

でもこれって登山に限らずあらゆる事に通じるよなーって常々感じています.
勉強でも何でも,インプットしようしようと頑張るより,自分の出来る限りアウトプットすること.そうすると自然とインプットできる.

良い言葉ですね.「息を吸うな.吐け!」

旅は色んな事を教えてくれますね.


酸素を口に当てながら倒れてる中国人に「Don't inhale, but exhale!」と言っても通じませんでした,というかそれどころじゃなさそうだったw


え!? ギャル!?


さて,帰りはどうするの? ということですが同じく7路のバスに乗って帰ります.
7路のバスは往路で到着したロープウェー乗り場に同じく着きます.
まあバスというより普通の車ですがw
最初一台もおらず不安になりましたが.


ロープウェー乗り場周辺にたむろってる運ちゃんのうち何人かが7路を運転してる運転手ですw

↓え? 乗用車!? これも「7路」の札が.


これも5人集まったら出発方式.
結局30分以上待ち,最終的に12:40頃に出発しました.同じく20元.
帰りも毛沢東広場につけてくれます.


・・・というわけで,合計で330元,古城維持費も含めれば410元かかりました.交通費も含めると+40元.うーん・・・超高い.. 高山病ではならなかったけど,値段を見て頭が痛くなってきました..
330元て日本円換算でも6600円.雲南物価感覚だと19800円払っている感じです.実際には古城維持費と交通費でもっとかかる.その価値があるかというと・・・まあ微妙なところ,というか無い.天気が快晴なら6600円払ってもいいかなーて感じですが,2万円と言われるとちょっとためらいますね.
まあ一度も行ったこと無いなら行くのも良いけど,二度目はないかなぁという感じです.もっと安ければ行きたいですけどね!
ちなみにツアーでは500元前後のものと,600元以上の物と2パターン旅行会社によってありますが,前者は今回僕が巡ったルートと同じコースを行く物で,後者はここだけでなく別の公園に立ち寄る物のようです.どちらも多分印象麗江(ショーです)が見れるはずなので,値段的にはまぁ単独で行くのとそこまで変わらない,という感じです.

***

昼飯は炒米線をいただきます


なんとなく古城散策



夕飯は結局面倒になって昨日と同じ店に入りました.
また来たなー! と言う店のオーナにうまいこと乗せられ,ちょっと贅沢して炒飯と青菜炒め.



今日も宿のドミトリーは貸し切り状態.
ここ数日あまり他の旅行客と出会っていません.ドミトリー貸し切りは快適だけどちょっと寂しいね.




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