丽江 -> སེམས་ཀྱི་ཉི་ཟླ་རྫོང་
Lijiang -> Shangri-La
2015.07.04
また高度上がんのかよ! てか3500mて高原てレベルじゃねー!
今日は富士山頂に迫ろうかという勢いの高地にある,シャングリラ(香格里拉/སེམས་ཀྱི་ཉི་ཟླ་རྫོང་)に移動する日です.中国雲南省に位置しますが,チベット文化圏の範囲内という微妙な立ち位置の場所です.
一番の突っ込みどころは「シャングリラ」という市の名前.調べてみるとやはり元は違う名前の街だったそうですが,小説「Lost Horizon」に出てくるユートピア「シャングリラ」はこの町の場所と一致する,という事で市の名前ごと変更したそうです.さすがチャイナ!
また,2014年に観光の中心となる旧市街が大火事によって三分の二ほど消失した,という悲惨な事件があり,観光客も激減して閑散としていた,と言う情報もブログなどでは多く書かれていました.
てか火事で名所の多くが消失って・・・ 消火設備とか無かったのかなぁ
当初は行く予定無かったのですが,春に起きたネパール大地震の影響でチベット越えが絶望的になったためチベット的な場所に行ってみたかったのと,↑に書いたような理由もあって行きたくなり,今回雲南の奥地のシャングリラまで足を伸ばすことにしました.
本当はさらに奥のデチェンまで行きたい気もするのですが,さすがにビザ無し15日で入国しているので厳しいかなぁ.
朝,バス停でバスターミナル行きのバスを待っていますがなかなか来ない.
12路のバスに乗りたいのに2路のバスしか来ないよー
シャングリラ行きのバスの時間が迫っていたので,仕方なく2路のバスでターミナルの近くまで行き,そこから歩きました.
リージェンのバスターミナルから出発.
長江の雄大な景色をながめながらバスは進みます.
長江を渡ります.
山道を登っていきます.
・・・と意識があったのはここまでで,後は寝てました 笑
気づいたらシャングリラバスターミナルに到着してました.
とりま昼食
調べてあった国際青年旅舎に行こうとしますが,maps.meでダウンロードしていた地図がアバウトすぎて訳が分らない..しかも雨降ってきた・・・
仕方ないので適当な宿に駆け込むと一泊192元のツインルームしかないとか.そんなん無理だわ!
困っていると,その宿のオバちゃんが隣の家の人を呼んでくれたのでした.すると中から英語と中国語がペラペラの黒人女性が登場! さすがにこれにはビビったw
正直に「安宿を探してます」とその黒人女性に言うと,中国語でオバちゃんとひとしきり話した後地図を書いてくれて,まさに国際青年旅舎を紹介してくれました.
助かった-! ありがとうみなさん!
しかしこんな雲南の奥地に住む決断をしたあの黒人女性スゲーな・・・
彼女の子供も家から現れ,僕に「もうすぐ雨強くなるよ!」と英語で話しかけてきたと思ったら,いきなり中国語も話し始めました.すげー バイリンガル教育してるんだ・・・
色々な意味で想定外の出来事だらけでしたが,ようやっと国際青年旅舎にチェックイン.
はぁ・・・つかれた...
少し休んだ後,雨が上がったので宿から歩いて10分ほどにある亀山公園へ.シャングリラ古城のシンボル的存在で,世界最大のマニ車があります.
・・・て,マニ車が何かもよく分かっていないのでありがたみが今ひとつ分らないw
どうやら円筒状の金色の回すことの出来るもので,お経が書いてあり,回すとそのお経を唱えたことと同じ意味になる,的な物だそうです.
じゃあ回そう!ということで回してきました.ちなみに巨大すぎて1人では到底回せません.10人近く集まってやっと回せました.
丘の上から古城方面をのぞむ
焼失し,復興中の箇所.
宿で一眠りし,夜19時半ごろ,また亀山公園前に来てみました.
すると・・・なんかみんな踊ってるw
一言で言うなら盆踊りです!
これ毎日やってるらしい.観光振興半分,地元の人のレクリエーション半分,て感じなんだろうか.
ここに限らずですが,チベットの民族衣装を着たオバちゃんをたくさん見ることが出来ます.
最初はどうせチャイナのことだから観光用に着てるんだろう程度に思っていましたが,どうやら違うようでした.
普通に生活の中で身につけており,観光全く関係ない周囲の街の人たちも同じような格好をしています.オバちゃんだけでなく,比較的若い方々も身につけていました.
イスラム教徒の女性がスカーフを頭に身につけたり,あるいはミャンマー人がロンジーをはくように,「普通」に身につけているようです.
きょうのばんごはん
お茶を出してくれるが,この辺りでは葉っぱごと出されることが多い.
夜の古城
まだ踊ってんのかい!!
ライトアップされて綺麗な亀山公園
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