تهران -> رامسر
Ramsar <- Tehran
2015.09.05
朝チェックアウトしてバスターミナルに向かおうとすると,宿の玄関で例の中国人コンビとまさかの再会! 彼らは早朝テヘランに到着し今からチェックインするとのこと.数週間ぶりの再会でしたが彼らはパキスタンから国境を越える長旅の中で幾分か逞しくなったように見えました.
ただお互い長話している時間が無く,トルコでまた会おうという事にして出発したのでした.
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お世話になったMellat駅もこれで最後.
今日はテヘランを離れカスピ海沿岸の保養地رامسر(Ramsar/ラムサール)を目指します.
巨大なテヘラン西バスターミナル(Azadi Terminal)に到着.
8時頃つきましたが,ラムサール行きは9時発と言われました.
時間あったので朝飯
バスに乗車
ジュースと飴を配られたのでバス会社からの配給かと思ったら,ただの押し売りだったw イランでバス発車待ちの間よくあるのが,各座席にガムや飲み物をまず配り,配り終わったらそれらを再度回収していくという物売りです.配られた品物が気に入ったら買うこともできるし,不要であれば置いておけば勝手に取っていきます.
油断してフタを開けてしまうと買わなければならないので注意! たまに飲食物以外にお札のような物を配ってる人もいます.
これは本当の配給
出発! テヘラン郊外を抜けていきます.
テヘランからラムサールへの道は,まずカスピ海沿いのチャルスまで山を越え向かい,その後カスピ海沿いを北上しラムサールへ到着というルートになります.
イラン国内でも風光明媚なルートとして有名なようです.山沿いから海沿いへというと,日本で言えば東北地方を走る列車の山田線みたいな感じでしょうか.
・・・楽しみですね!
最後の街を抜け,山へ入っていく
イランらしい乾いた岩山を抜ける
途中ダム湖を通過
峠を越えると,イランらしからぬ緑の山が現れ始める.
ここからはどんどん下っていきます.
谷底に到着
チャルスまであと少しというところで休憩.
今回乗ってきたバス
山を下りきり,いよいよカスピ海沿いへ.
風景が一変し,海沿いのリゾート街を通っていきます.
カスピ海
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さてラムサールに到着すると,例によってタクシーがたくさん待ち構えています.どうやら大きなバスターミナル的な物は無いのか,道路沿いに普通に下ろされました.
タクシー運転手のオッサンに声をかけ「安いホテル」とペルシャ語で書いた紙を見せると乗れ!となり,連れて行ってもらうことに.
しかしこのオッサン全く英語が話せない・・・ ペルシャ語で何か言っているがよく分からず,結局紙に書いてもらうと1泊50千トマンのところに行くようでした.安いのでそこでOKすると,,
なんと運転手のオッサンの家に着いた 笑
どうやら家の一角を貸し出すというビジネスのようだ.イランではスイートと呼んでいるそうです.
さてラムサールといえば温泉! 世界有数のラジウム放射能泉があることで有名です.どこに温泉があるかも事前情報では分からなかったので,タクシーの運転手にペルシャ語翻訳アプリで「温泉」を翻訳して見せると,車に乗せられ出発することに.
イランでは車のことをマシーンと呼ぶようで,オッサンはしきりにマシーン!マシーン!と連呼していました.まあMachineであることに変りはないけど・・・
なんかすごい山道を連れて行かされる
本当にこっちなのか何度も聞きましたが,英語が分からないようでOKとしか言ってきません.どこに向かってるんだろう・・・
行き先が分からないどころか「How much」も通じないので値段もよく分かりません.チャイナに戻ってきたみたい..
到着.ってこれ温泉じゃないんですけど..! いや泉であることには変わりないかもしれませんが..
どうやらペルシャ語翻訳アプリは正しく「温泉」を翻訳できなかったようです.
ラムサールでは有数の観光スポットのようで,イラン人旅行客で賑わっていました.
オッサンは観光ツアーとばかりに帰り道の森で降りろと言ってきたりします.
確かにイランではこうした緑豊かな場所って少ないかもしれないですが,正直日本人からすれば,どこにでもあるただの「山」です.
唯一良かったことと言えば,山道で英語が話せる人に出会ったと言うことでしょうか.彼らはアラブの小国から来たと言っていましたが,英語ペルシャ語アラビア語フランス語を流暢に話す商人でした.
彼曰くラムサールの温泉は40度を超え入るには熱すぎるとのことでしたが,紙にペルシャ語で「温泉」と書いてもらいタクシー運転手のオッサンに見せた所,ようやく理解してもらえたのでした.
温泉に到着.
個室の風呂と共同風呂があるのですが,個室はあまりに混んでいて入れなかったので,共同風呂の方へ.
写真はありませんが,日本の温泉と大して変わらない雰囲気.広い浴槽に白く濁った硫黄臭のきつい温泉が張られていました.
問題は水着着用と言う所.そんな物持っていなかったので,仕方なくパンツのまま入ることに.
もちろん着替えも無く,慌ただしくタクシーで出発したのでタオルも無く,タクシーを待たせていることもあり,全くリラックスできないままお湯から出たのでした.
うーむ..また明日来よう.
その後砂浜を経由し家に戻ったのでした.
◆ イラン ラムサール 観光マップ
皆さんがこんな大変な目に会うこと無いよう地図で場所をプロットしてみたので参考にしてください.ラムサールは小さな街なので1時間以内の徒歩で大半の場所に行くことができます.
(クリックして拡大 この地図を利用して発生した一切の不利益に対し責任を負いかねます)
source: google.com/maps
ちなみに温泉はペルシャ語で「آب گرم」または「چشمه آب گرم」などです.
きょうのばんごはん
オッサンにタクシーで連れられ,テイクアウトできるレストランへ.
いきなり入ってペルシャ語のメニュー見せられて選べ言われても・・・
夜のラムサール市街
帰り道オッサンは何件も雑貨屋に立ち寄り,ひいきのタバコを探して回ってました.
今日の車代いくらかかったんだろうか・・
精算は明日だそうです.
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