2015.08.05
今日は朝からとある人間の保存死体を見に行きます.え? 誰の!?
いやひとりしかいないじゃないですか..!
主席のご遺体がご安置されているご毛沢東記念館は天安門広場内にありますが,記念館内部は財布と身分証以外完全に私物持ち込み禁止.カメラなど言語道断! ということで預ける必要があります.
預かり所で5元で荷物を預かってくれますが,場所がちょっとわかりにくい.預かり所は天安門広場外で,毛沢東記念館から見ると道路を挟んで東側,ちょうど国家博物館の右隣に位置するインフォメーションセンタ内に存在します.
この場所です.
・・・ということでついて早々カメラを預けてしまったので写真などありません.
毛沢東記念館は超長蛇の列,という話を聞いていましたが,これはまあその通りで本当にスゴイ行列でした.多分1kmくらいは並んだと思います.ただ列の作りを見るに,敢えて列をながくするよう人民をなるだけ歩かせるよう考えられている気がしました.これは彼らにしては良いアイデアですね.同じ人数並ぶのでも進みの遅い列より進みの速い列の方が人民のストレスは軽減されるわけです.
記念館が近づくにつれ進みは遅くなる物の,それでも一定のスピードで動いていました.ちょうどアイドルの握手会くらいのスピードで進みます.
・・・ということは(まぁ当然だけど)みんなスゴイ速さで歩きながら鑑賞してるんだろうな.剥がし専門の警備員とかいるんだろうか.
一時間近く並び,荷物検査をパスしようやく記念館に到達しました.記念館の前では3元で花が売っており,献花することができます.する奴いるのかよ!と思っていると多くの人(少なく見積もっても半分以上)が花を買っていてびっくり.献花しなくても不敬罪にはならないから大丈夫ですよ..?
館内は入ると大きなホールがあり,毛沢東像が鎮座.みんな像の前で花を捧げることになっているのですが,多くの人がひざまづいて礼をしながら花を献げているので,何だか彼らのことが心配になってしまった.そこまでしなくても不敬罪にはならないから大丈夫ですよ..?
ホールを抜けるといよいよ彼とご対面.さすがの人民もここまで来るとだいぶ静かに.
遺体はガラス張りの部屋の中に安置されており,模型みたいに動かない2人の軍人が中で監視していました.観覧客はガラス部屋の外から見ないとならないので,やはりご対面,とはならず遠くから見るだけでした.
感想を一言で言うと・・・ うーん蝋人形みたい! てか蝋人形!? 顔の部分だけライトが照らされており,不気味に光ってました.
さて鑑賞が終わった時点で約11時.9時半過ぎには広場近くのバス停に到着していたので,実質1時間かかったことになります.まあ思ったよりはスムースだったかな.
***
さて午後は天安門広場の南端からのびる前門大街を抜けて天壇を目指すことにしました.世界遺産の天壇公園を見るという目的もありますが,前門大街の周辺にもまだ胡同が残っており,そこも回ってみたかったのでした.北京オリンピックの際にだいぶ開発され姿を消したそうですが,未だ開発は続いているようで工事している箇所も多数ありました.
整備された大通り
横町に入るとこんな感じ
観光地化してるエリアも
頑張って工事してる
絵を描いてる人も
お店が多く車輦店胡同みたいな通りもあった
もちろんトイレもあるよ
天壇に到着.まあ何というか大きな公園で,東京で言うなら新宿御苑のような公園でした.どの辺が世界遺産かよく分らんけど,地元の人が運動したり集まったりするような場所でもあるようでした.
公園内の様子.
ランドマーク的な建物
何というか,台w
つづいて,北上し頣和園に.こちらも世界遺産なんだとか.
入場料は30元なのですが,内部の一部の建物などは追加料金エリアとなっており,それらにも入るともっとかかります.全部入れるパスポート60元,というチケットもありますが,本当にくまなく回りたい人以外は特に必要ないと思います.僕も入場料で入れる範囲だけを見学して満足でしたし,多分一番の見所である長廊も入場料で入れる範囲内にあります.
まあ分りますよ全部入り! 割引! と言われると60元の方買いたくなる気持ちも..特に初めてだとどこに入るべきか分らないものね.僕も相当迷いましたが,30元あればかなり美味い物食える,と言うことを思い出してやめました.
園内入るとすぐ「蘇州街」なるエリアがある(入場は別料金orパスポート).ホンモノの蘇州行ったことある人間としては何とも..
チベット寺院のような様式
頂上からの眺め
大きな湖を望む.この湖も公園の一部.スゴイ巨大な公園ですね..
湖に面して長い屋根のついた廊下が建っている.これが有名な長廊.無限に続くかのような廊下.
天井の梁ひとつひとつに違う絵が描かれている.
湖岸を歩く.実は湖を斜めに横切るように天橋立みたいな中州?が延びているのですが,超遠回りになるのでそちらまでは行きませんでした.歩き疲れたしね.
***
北京大学に来てみた.中には入れるかと期待していたが,観光客が押し寄せているためか夏休みだからか警備員が門でブロックしており学生証がないと中には入れなかった.残念..
仕方ないので,ここからバスで西直門へ.久々に混んでないバスに乗った.空いてるバスは至って平和.日本みたい.
若い人がお年寄りに席を譲ったりする光景も.ほのぼのしちゃうね.
西直門に到着.交通カード(一卡通)をここで返却予定でしたが,この時点でチャージ残額がちょうど0元に.さすが俺!
一卡通は購入時にデポジット20元払っており,カードを返すと当然それは返金されるのですが,返金可能な駅は少なく(一卡通販売自体は多くの駅でやってるのに!),計画的に行動しないと20元買ったは良いけど戻ってこない! と言う事態に容易に陥るのです.そして西直門はその返金可能な少ない駅のうちの1つなわけです.
まあ,ほんとチャイナだよね.
西直門駅に行って窓口で返金要求すると,ここの窓口じゃなくてA入り口の窓口行け,と言われる.
めんどい..↓の窓口じゃないと返却(退卡)出来ないようです.
まあ,ほんとチャイナだよね.
***
さてペキンも今日で実質最終日なので,夕方の町を歩いてみることにしました.
西直門からしばらく南下すると,キレイなビルの集まる金融街が見えてきます.
しかしビル街の中でぽっかりと穴の開いたようにビルのないエリアがありました.どうやらこの辺りも胡同が残っているエリアのようです.
残る街並み
遠くにビルが見える
すでに開発が進んでいるエリアも.
胡同なエリアを抜けると,急に整った街並みが姿を現し,東京にあるようなビル街に入ります.
不思議な光景だ・・・ こうして残っている胡同もいずれビル街になるのでしょうか.まあどちらが彼らにとって幸福かは僕には知る由もありませんが,なにか変化が起きている,ということは事実のようでした.
金融大街
きょうのばんごはん
またビール飲んでるよ! 600mlが5元(100円)て言われるとねぇ..ついw
この燕京ビール,ペキン名産のビールのようですが大変スッキリ爽やかで,何というか水みたいw ほんとに水のように飲めそうで恐ろしい! でもちゃんと後味があり,薄いというわけでもないです.隣のテーブルではオッサン達が4人ですでに6本以上空けてました.中国人ほんと酒飲みすぎ
この餡餅また買っちゃった.中の具材が前回とちょっと違う物を選んだ.
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