2015年8月31日月曜日

砂漠の古村 ヴァルザネへ

اصفهان -> ورزنه
Varzaneh <- Isfahan

2015.08.31




カラコラムハイウェイでで会った中国人コンビが,無事パキスタン・イラン国境を越えザヘダーンについたという連絡が微信に来てました.ついにやりおったか・・・
彼らもイランをトルコに抜けるルートを考えているようで,僕よりもハイペースな超駆け足で移動してるので,どこかで追いつかれて会って話を聞ければなぁと思っています.


***


エスファハーンから直接テヘランに向かうのも何かつまらないので,周辺の街でも訪れてみようと色々調べていたのでした.ただいくつか候補を挙げては見たものの,どれも決定打に欠け・・・というか情報がなさ過ぎて決め切れていませんでした.

こういうとき本来ロンプラ先生が力を発揮すべきなのですが,情報がロンプラにもほぼ無い状態でWikitravelやTripAdviserにちらほら載っていた程度.
結局一番情報量が多く,街もそれなりに大きそうなورزنه(Varzaneh/ヴァルザネ)に行く事にしてみました.


朝エスファハーンのJey Terminal(東のバスターミナル)に向かいます.ホテルの人に行き方を聞くと,タクシーしかないと言われたので値段を聞くと12千トマンだと言われたのでした.
到着した時は違うバスターミナルだったし,優しいイラン人がバスを教えてくれて路線バスで来れたのでした.うーん・・・高い気もするけど仕方ないか・・・と思っていると,宿のフロントにいた兄ちゃんが僕の荷物を持って外の車に運んでる・・・ あんたらの自前の車かい..! だまされた!


まあ距離的には多分10くらいは取られるだろう距離だったと思います.
宿から直通で早く着けたのでよしとするか・・・


Jey Bus Terminalに到着.


チケット売り場で「ヴァルザネ!」と言うと裏のミニバス駐車場みたいなところに通されました.


10時台のバスは超満員で乗れず,次の11時台のバスに乗って向かったのでした.外人,というか旅行客は当然ながら僕1人だけ..
ヴァルザネ行きのバス



いつも通り,砂漠をひたすら進む





到着.


さて,着いたは良いけど想像以上に何もない村でした.
メイン通りの様子.



・・・絶望的だ..まず宿を探したいがそんな物は見当たりません.
心当たりはWikitravelに書いてあった「Sandbad」と「Chapaker」という2つのゲストハウスのみ.しかも場所が書いてないのでどこにあるか分からない状態.
昼間で人もほとんど歩いていない中途方に暮れていると,トラックの運ちゃんが何処に行くんだ?(多分)とペルシャ語で聞いてくるので,このホテルの名前を見せると「乗れ」となり,無事宿にありつく事が出来ました.

到着したのは「Chapaker Guest House」 ありがとう! トラックの運ちゃん!



中に入ると男女2人組がいたので,ここの宿の主人かと思ったらガイドと旅行客とのこと.ガイドの男性の方はこの宿のオーナの知り合いだそうで,不在だったオーナに電話してくれました.

オーナが戻ってくるまで待機.
宿,というか普通の家ですね.






◆ ヴァルザネ観光マップ

ヴァルザネを訪れる日本人は多くないと思いますが,エスファハーン来たついでに巨大な砂漠や塩湖が見たいよ! て人や,観光都市のエスファハーンに疲れて飽き飽きしたよ! て人のために観光マップを作成しました! (超適当・・・)
とにかく情報がないのが困ったので,是非これを見てヴァルザネを訪れてみてくださいね.
なおこれを見て何が起きても私は責任を負えませんのであしからず..

(クリックして拡大)



以下,実際に回って見て撮った写真です.

宿の前の通り



ピジョンホール


古い橋(Old Bridge)






古いモスク




通気塔


マスジッド・ジャメ




白いチャドルを身にまとった女性達.
こうした全身真っ白なスタイルが普及しているのは,広いイランと言えどこのヴァルザネだけらしい.





帰ってきたオーナ達と話し,夕方砂漠に向かうことになりました.
運がよければ夜になると星空がきれいに見えるそうなので,日没前に連れて行ってもらって夜21頃に再度迎えにきてもらえることになりました.


車で砂漠に向け出発.
町から約15kmほどで砂丘の入り口に到着します.




ついた



あいにく「運」はなかったようで,曇ってしまいました.









そして日没へ





誰も周囲におらず,1人で砂漠の真ん中で夜を待ちます.写真ではうまく表現できていませんが,周りの砂丘が徐々に暗くなっていく様子は恐怖です.
夜になるにつれ風が強くなり,細かい砂粒を容赦なく体全体に浴びせられます.明るいうちはほとんど生物を見ませんでしたが,暗くなると徐々に虫などがあちこちで活動し始めます.



・・・何という所だ..はじめは可能なら明日は砂漠で一泊・・とか考えていましたが,こんなとこ夜中いたくないな..

星空はやはり薄雲がかかっていたのと,月明かりがあまりに明るくてよく見えませんでした.


宿から撮影
今日はほぼ満月でした.




きょうのばんごはん



スイカくれた.


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