2015.08.25
朝起きてゆっくりシャワー浴びたりブログを書いてたりすると,もう昼過ぎ.
マシュハドを発つのは明日と決めており今日特にすることも無かったので,一応見所の1つとなっているナダーシャ墓地に向かう事に.
昼のマシュハド市街
歩道橋にはこんな風刺画も
建設中のマシュハド市庁.スゴイ綺麗な建物.金あるなぁ・・・
エマームレザー聖誕祭の前日だからか,花や旗を持った人多数.
ナダーシャ墓地に到着.
有名な銅像.なんか修復中だ・・・
ん!? どうやら公園内に入って銅像の近くまで行くには入場料を取るらしい.
しかも10千トマン! 高いよ!
しかも現地人価格は1.5千トマンだし・・・
そのくらいこっちだってペルシャ語読めるんだよ!
さすがに像は修復中だし10も出す価値を全く感じなかったので,そのまま退散.
サンドイッチの昼飯.これで3.5千トマン.
さっきの入場料でサンドイッチ3つ食えるのか・・・ 無いわー
こうした店では値段があらかじめ表示してあることが多いので注文しやすい.
***
夕方はまたエマームレザー廟に行ってみました.
今日は生誕日前日だからか,殺人的な混雑具合.
ディズニーランドかよ!
何とか入場.最初の広場の様子.
昨日昼間は↓のような感じでした.この超広い広場に人が埋め尽くされています.
ものすごい熱気.
ここだけではありません.他の広場やモスク内も人の海.
とてもあちこち移動できる状態ではありませんでした.
日没.
スピーカから声が流れ始め,礼拝のスタートです.
これだけの人数が一斉に立ったり座ったり頭を地面に付けたりする光景は圧巻.
これを見るだけでもマシュハドに来て本当に良かった.
人が多すぎて,結局外に出るには礼拝が終了するのを待つ必要がありました.
終了後の出口.人が殺到していてチャイナ状態.
夜のマシュハド
なんか花火あがってる
多分公式な物ではないと思います.
***
きょうのばんごはん
ISTAKは例によってイランのノンアルコールビールです.
何というかスゴイ甘ったるい黒ビールといった感じで,本当にまずい.
・・・まあ非常に乾燥してるので何飲んでも美味いんですけどね!
この宿Vali's Homestayは言ってみればただの広い家で,その中の一角がドミトリーになっている,という程度の場所です.普通に家族が2階に住んでおり,夕飯の後主人のValiさんとチャイを飲みながら一服というのが日課のようになっていました.
中国人も昼にチェックアウトしていたので,今日はValiと僕だけでした.
今日はイランの新聞では「石油が水より安くなった!」と騒いでいたようで,そんな世間話をしばらくしていましたが,不意にValiはとんでもない事を打ち明けます.
「私,数ヶ月後に目が見えなくなるんです・・」
うーん..そんな事を宿泊客にぶっちゃけられても・・・ ^^;
病名はよく分かりませんでしたが,目の病だと言っていました.幸いマシュハドの医療は充実しているようで,治療方法がないか色々な病院を当たってみると言ってました.
年齢はまだ60ちょっととの事なので,盲目生活を何年も続ける事になるんでしょうか・・・辛いですね.
僕はソフトのエンジニアという事で毎日コンピュータのディスプレイと向き合うような生活をしていましたが,幸いにもまだ眼鏡のお世話になることなくここまで来ています.旅していて改めて,眼が良くて本当に良かった,と感じています.素晴らしい眼を授かり神(アッラー!?)に感謝ですね.
他の人はどうか分かりませんが,僕の脳内では大抵の言葉に色が付いています.例えばトマトは当然赤だしメロンは緑です.同じようにパキスタンは黄色でイランは橙色です.砂漠や煉瓦済みの建物たちから想起される色なのかも知れません.
ただ実際イランを歩いて見ると(当たり前ですが)鮮やかな街並みや色とりどりのフルーツなど彩り豊かです.もちろんイランだけでなくこれまで旅してきた場所全て同様で,一面緑の草原から北京のくすんだスモッグまで色彩にあふれていました.東京でのモノトーンな生活から離れ,まさに目の保養と言ったところでしょうか.目の調子が良いからか,肩や腰の痛みもほとんど最近はなくなりました.
いつ自分も失明するような病気にかかる分からないので,目に見える物全てしっかり焼き付けておきたいですね.
(本当はソニーのCybershotがもう少しマトモに色再現できればよいのですが..!)
しかし彼が失明したらこの宿はどうなるんでしょう!? 僕と同い年くらいの息子さんと娘さんがいるので,彼らが中心になって後を継ぐんだろうか? それとも廃業?
近々マシュハドを訪れる予定の方は是非Vali's Homestayに泊まってみてください.
てかここが無くなったらマシュハドの安宿事情はどうなるんだろう? 安宿経営を考えている皆さん,是非マシュハドへ!
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