2015年6月24日水曜日

新道路で楽々 ミャワディ国境からタイへ入国 [ミャンマー→タイ陸路国境越え]

ရန္ကုန္ -> เชียงราย
Yangon -> Chiang Rai

2015.06.24


夜20時の夜行バスに乗り込みます.ヨーロッパ女性がいたので,あなたもミャワディ? と聞くと,そうだ.と答えます.良かった..とりあえず何か間違えがあったら道連れがいる..彼女はドイツから東南アジア周遊旅行に来たようです.

僕らを運んでくれたJRバス.ただ気になるのはミャワディ行きとは書かれておらず,コーカレー行き,と書いてある..
運転手にミャワディ?と聞くと乗れ乗れ,と仕草をするのでとりあえず乗り込むことに.


バスはほぼ満員といった感じなのですが,僕とドイツ人女性(以下GEさん)だけは隣誰も座らず2席を1人で占有することに.ダウェイからのバスでもそうでしたが,どうやら外人の隣りにミャンマー人を座らせない,という慣習のようです.

・・・だったはずなのだが,発車30分後,どうやら明らかに非公式なお客と思われる,態度もお腹もデカイ婦人が乗り込んできて僕の隣に座りましたw
やり取りを見ていたところ,運転手夫人のようです.

おかげでこちらは荷物も多かったので,身動き取れない状態のままミャワディを目指すことに.


夜11時.
例によって強制的に起こされてバスを降ろされ,トイレ休憩.
これにはGEさんも少し困った様子.「急に起こされて何か食えって言われてもお腹すいてないわよ!」
うん.もっともなご指摘.



途中運転手が大声でしゃべっていたり,バスが渋滞かなにかでいきなり止まったりなど,何度か起こされましたが,頑張って寝ていました.窮屈で体全体がなんだか痛い..


***

早朝,6時前,いきなり起こされる.

どうやら到着のようです.


ん? ここは?
どうやらコーカレイのようだ.
GEさんも途方に暮れている.

すると,運転手が小さなワゴンを指さし,あれに乗り換えろ!と言っています.多分.

寝起きで機嫌の悪い僕たちはブツブツ文句を言いながらもワゴンに乗りました.



ワゴンはすぐ発車しましたが,途中の家で人数が増え,ワゴンは超満員に.

ホントにミャワディに行くのかも英語がいっさい通じず全く良く分からない状態.
まあこれも旅の楽しみのひとつだよね!
GEさんは「今日がミャンマービザ最終日なの-!今日中には出国したいわねー」と気楽に笑っている.やっぱこのくらいじゃないとね.
彼女がこの状況を「Science we can't read」と表現していたのが印象的でした.ドイツの格言なんだろうか..


コーカレイとミャワディ間の道路は旅行者にはある意味有名で,
・超悪路を4時間以上走り,みんなゲロ吐く
・道が細い為一方通行.1日おきに東行と西行が交互にスイッチ
というトンデもない道路なのでした.(国境を結ぶ主要道なのに!)
ところが昨日LNさんから「新しい道が出来ていて超ラクだったわよー」と聞いていたので,新道と旧道どちらを行くのか興味津々でした.

結果,日本の高速道路レベルに超舗装された新道を行きました! 写真ではわかりづらいですが,二車線の舗装道を走っています.



途中カレン軍の検問で運転手がなにやらペーパーワークをし通行料?を払っていましたが,他には特に何もありませんでした.
僕らのパスポートチェックも特になかったです.


大雨の朝でしたが,水没している箇所も無く,非常にスムースに進みます.開通したてなのに途中落石や土砂崩れの後がありました..事故ったのか変形したバスが乗り捨てられている箇所も..
確かに山を切り開いた箇所で明らかに岩や土砂が簡単に落ちてきそうな箇所はいくつもありました.日本のようにコンクリートで固めたりしている箇所はありません.お金無いんだろうか..
道路自体の舗装状況は非常に良かったものの,そうした環境面ではまだ問題ありそうです.


しかし悪名高い旧道と比べると大幅に早く,出発から1時間もしないうちに国境に到達しました.

すばらしい..! こんなにスムースにいくとはおもわなかった!



二国を結ぶ橋を歩きながら渡りタイへ.




橋の真ん中で右側通行と左側通行がスイッチする!



これは歩行者もそうで,ミャンマーの出国ゲートは向かって右側でしたが,タイの入国ゲートは左側にあり,人間も車道を渡って反対側に行かないとなりません.


タイ入国後,まずはkyatをバーツに全部両替.ここでしておかないとkyatなんて何処で両替してくれるか分かりませんからね! レートはまあ良くも悪くもないくらいでした.今日のレートは kyat*0.028 => THBでした.
実際のレートは0.030くらいなので,まぁそんなもんでしょう.よく分からんけど.

両替中,いきなり電気が消え停電しましたが,1分もしないうちにすぐにまた復帰しました.
この辺にミャンマーとの差が出てしまっていますね..ミャンマーだったらずっと復帰せずだわ..

さて,タイに入国したのは良いのですが,調子が良かったのはここまでで,ここからがまた長い道のりでした.
僕はこれから北上しチェンライへ.GEさんはバンコクへバスで向かうのですが,バスターミナル的な物は特に見当たりません.
朝早いからか,こういった局面で大活躍のTukTuk客引きもいません.
国境タイ側はメーソート(Mae Sot)と言う街なのですが,国境と町の中心部はそれなりに離れており,どうやらシャトルバス的な物があるようです.
優しいお兄さんがシャトルの乗り場を教えてくれ,待っていると,,ソンテウが来ましたw バスちゃうしw
ひとり20バーツでした.若干高い.


英語しゃべれる賢そうなミャンマー人学生が,Mae Sotのバスターミナルで教えてくれてソンテウを止めてくれました.あぶねー市街地とバスターミナルも離れているのか..


なんか寂れたバスターミナル..
チェンライ行きのバスチケットを買おうとブースに行くと,
何と6:00AM発と8:00AM発しかないんだとか..なんじゃそりゃ..
そしてもっと驚いたのは,GEさん.バンコク行きは7:00AMと19:00PM発しか無いと窓口で言われたらしい..ひどい..

バス会社のブースの人も,次のバスまで待つしか..と言ってきます.
僕にはピサヌロック経由なら行ける,とか寝ぼけこと言い始めた..
途方に暮れた2人でしたが,諦めずにチケット販売所の近くのインフォメーションカウンタに聞いてみると,Mae Sotから100kmほど離れたTakにいけば毎時チェンライ→バンコクを結ぶバスが止まるから乗れるよ!との情報が. 早くこの人に聞いていれば良かった..
チケット販売所の人は自分のバス会社の事しか知らないし言わないんですね..

ということでTak(ターク)行きを決断.
まずはマイクロバスにのり,Mae Sot市街地にある小さなバスターミナルへ.


ここで78バーツのTak行きのチケットを購入.
再び別のマイクロバスに乗り込み,Takを目指す.




ありがたいことに,マイクロバスはTakのバスターミナルに到着.
TakのバスターミナルはMae Sotのそれより遙かに大きく栄えていました.




マイクロバスを降りるなり,オバちゃんが群がってきてバンコク!?チェンマイ!?と聞いてきた.そうそうこうこなくっちゃ!
僕はチェンライ,と言うと,とあるチケットカウンターを指さしたのでそこに向かうと,Bus Now!と言ってきて384バーツのチケットを売ってきました.多分今すぐ発車するから早く買え!とのことのようです.
若干高い気もしましたが,Takで足止めよりマシなのですぐ購入.
とにかく大急ぎだったので写真を撮る余裕もありませんでした

オバちゃんの言ってた事はどうやら本当だったようで,チェンライ行きのバスは僕が乗り込むのを待って発車するぞ!という状態でした.GEさんに別れの挨拶を言いたかったので周りを探しますが,見当たりません.どうやら同じような境遇でバスに乗せられたのでしょうか..
結局GEさんには最終的に会えず挨拶もなしに分かれることになりました.


バスに乗ってびっくり!
どう見てもVIPバスじゃないですかやだー!
乗るなり車掌がウェルカムドリンクやパンとおやつを持ってきました.毛布と枕も完備.やだー!




あのオバちゃんたちVIP売りつけたなクソー!
・・・と思っていましたが..




VIP快適杉ワロタwwwwwwwww

あまりに快適な車内だったので,それはもう爆睡しました
昨日寝れなかった分寝てやるーー!



・・・ということでチェンライ着.
ここで最後の一波乱.実はチェンライバスターミナルは2カ所あり,第1ターミナルは市街地中心部に.第2は市街地からかなり離れた所にあります.
当然のごとく第2ターミナルに到着..
第1ターミナルへのシャトルバス,と言う表示もありしばらく待っていたのですが,何と17時頃で終わってしまうらしい.現在19時.




日も沈みかけ,TukTukの客引きもいなくなり途方に暮れていたところにバイタクが通りかかり止まってくれました.
市街地まで80バーツと言ってきたので,60で行け!と言ってみましたが,下がらなそうなので80で行くことにしました 涙
まあ日没になってからでは余計大変なので仕方ないか..
バイタクの運転手は僕のスーツケースを見事に足元におさめ,出発進行! そういえばバイクタクシーなんて初めて乗ったな.



謎のモニュメントの前で降ろしてもらう.
ここから徒歩数分の箇所にあるFun-Dゲストハウスにチェックイン!



150Bのドミトリーと180Bのドミトリーがあり,150はもう一杯だとのことなので,180BでOKしました.

しかしこのゲストハウス,マジで最高でした! 1泊720円とは思えないクオリティ.清潔な館内,シーツや枕カバーも毎日(スタッフの手で)交換してくれる.セキュリティボックス,お湯シャワー,大きく広い二段ベッド(カーテン付き!),そして何より高速Wifi! 完璧じゃないですか-! しかも1階はレストランとバーになっていて食事も出来る.最高だは ここなら住める..


きょうのばんごはん

宿の1階で夕食




0 件のコメント:

コメントを投稿