朝ゆっくり起きて，同室の新たな中国人２人と話していたらあっという間に昼過ぎに．とはいえ，行きたいと思っていたところはあらかた行ってしまい，ノープラン状態．うーんどうしよう･･･
とりあえず街をフラフラ歩きつつ九龍方面に向かってみることにしました．
宿のあるネイザンロードも九龍半島に位置しているため，まあここも九龍といえばそうなのですが，九龍城という分かり易く名前の付いた街があるため，そこを目指します．
旺角東駅の歩道橋はなぜかムスリム女性達のランチ集会の場所になっていた．日曜日だからかな
「台湾牛肉麺」と書かれた店を発見！
台湾ラーメンフリークとしては入らざるを得ない･･･
ちょっと高そうな店構えですね．．
メニューを見ると台南式の麺が30HKDでありました．これにしよう．
スゲー小さい器で出てきました．名古屋の台湾ラーメンもデフォルト小さいですが，それより遙かに小さい！すぐ食べ切れそう･･･
肝心のお味は，まあ値段を考えなければ美味いかなーというくらいですかね．．ただ名古屋の台湾ラーメンも，アレはもちろん名古屋発祥の名古屋名物であることには間違いないんだけど，具材などだいぶ台湾式の麺に影響を受けていることが感じられる一品でありました．
さすがに足りないので，もう一品頼むことに．こちらも30HKDの挽肉炒めご飯．
意外と肉の味が濃く脂っこいので，ご飯が超すすむ君．
さすがに飽きてきたかな･･･てところで醤油を投入するとこれまた美味い．
･･･ということでしっかりと茶代まで取られ，計69HKD．手痛い出費でした･･･
昼食の後は，市街地を抜け，九龍寨城公園に向かいます．
九龍寨城は元々清国が砦として使用していた土地でしたが，イギリスがホンコンに入植してもここは清国の飛び地領として残ったという場所だそうです．しかし清国が滅亡した後，中華民国とイギリスの間でどちらがこの土地を管理するか交渉はまとまらず，主権の曖昧なまま第二次世界大戦に突入してしまいます．
旧日本軍が占有していた時代に九龍寨城の多くの城壁は啓徳空港を拡張する石材の確保のため取り壊されたとのことで，残っていた多くの建物はここで姿を消しますが，戦後そこに大量の難民が流れ込み，巨大な街を形成したそうです．しかし相変わらず英中間での交渉はまとまらず，薬物や賭博，違法な医療などが蔓延し，無法地帯と化して行きます．ペンシルビルが温泉旅館式に建造され迷路のようになっていたのだとか．
結局ホンコン返還まで話はまとまらず，返還後香港政府が九龍寨城を更地にする方針を打ち出し，巨大な建物群は姿を消しました．
･･･という展示が見れますｗ 全く知らない話だったので面白かった．
当時を思い起こさせるモノは一切無く，残念な事にキレイな公園として整備されています．
唯一あったのは，当時のビル群の模型が展示されていました．
1990年代前半までは存在したので，見てみたかったなぁ．．
「香港返還」とテレビで大騒ぎしていたのは何となく覚えていますが，当時は小学生でその意味が分らず，試験に出そうだなぁ･･･くらいにしか思ってませんでした．
もちろん今でも100%意味が分ったわけではないですが．．
ホンコンに行くと驚くのが，至る所に「海外大学留学」の宣伝が貼ってあります．（もちろんイギリスとオーストラリアばっかり！） 去年は大規模デモもあったしね．
今後この街はどうなっていくんでしょう･･･
夕方は香港歴史博物館へ．この博物館とにかく巨大．香港の歴史が有史以前から現代に至るまで，８つの大区画に分かれて詳細に展示・解説されています．
これで入場料10HKD．（特別展示まで見ても20HKD）．何というコストパフォーマンス！！
ずっと英語を読んでいたのですごい疲れた･･･
＊＊＊
一旦宿に帰って夜のホンコンを何となく散策．
迷惑なオッサンが信号機の上に乗ってなにやら騒いでる．．
警察や消防まで来て辺りは騒然･･･てか野次馬多数．
また夜景見に来ちゃった．好きだねぇ．．
帰りは廟街を通って北へ．"弥敦通"って書いたマグネット買っちゃった．
10HKDだしかさばらないからいっか．
東京を離れて以来「オミヤゲ」を買ったのってこれが初めてです．
またこの点心の店来ちゃった．
だって美味くて安いんだもん！
さすがにちょっと今日は食い過ぎたかな･･･ 満腹．でも50HKD！ やすい．
中国将棋みたいなゲームに群がる人たち．中国的な光景．
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